このところ、ランチのお誘いが続いた。
わたしにしては珍しいことである。とてもありがたくて、「ランチ祭り」とでも名付けたいほどであった。
季節は春。
しかも、まだお彼岸の入りだというのに暖かくて春爛漫の風情さえ漂わせている島の暮らしである。
そして、春風に背中を押されて入ったお店の、お皿の上にも、春がいっぱい。
春キャベツのスープに、春ポテトのサラダ、サワラのグリル、といった素材は勿論、盛り付けの色彩の淡さ、優しさ、もも色や黄緑の配色のやわらかさにうっとり。
隣で、はやく食わせろ、と騒ぎ立てる1歳児さえいなければ、フオークを片手に、しばらくみとれていただろう。
目にも口にもおいしいお料理に、楽しいおしゃべりが加わる。それは、本当に、幸せな時間が流れたのであった。
が。


アスパラのまっすぐ伸びて苦さあり

母娘ともに仲良くしてもらっていた人の、今日は送別の宴であった。
こども同士がまだあかんぼの頃、うちの娘などまだ首がようやく座ったかどうか、という頃に知り合い、本当に仲良くしてもらった人である。親元を離れて子育てをした経験のある人には分かっていただけると思うが、あかんぼを抱えた者どうしの付き合いというのは、そう大げさでなく、「戦友」という言葉が浮かぶ。お互いに子供を預け合い、ごはんを食べさせてもらい合って、子供たちはどちらも今日、年少をおわるところまで、大きくなったのである。
転勤だから仕方の無いこととは言え、子供どうしも、子供なりの友達感情が芽生えてきていた。もう少し、いっしょに島ぐらしを楽しみたかった・・。

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