暑いね。
2002年7月16日 ニチジョウのアレコレかつて、「お見合い」盛りの日々がありました。
わたしのことばかりでなくて、友達、同僚、人伝てに聞いたお話、いろいろ思い出したので、書いてみようかな、と思います。
本人たちは真剣、でも・・・。
☆ 最初のお見合い話にしては・・・
十七歳の女子高校生の跡取り娘に来たお話。
現在、地方銀行勤務、でももう働きたくないから婿にでも行こうかなと思った、という二十五歳。いくら何でも覇気が無さ過ぎる、と娘のハハが怒って、つぶれる。
☆ 彼女の相手は・・・
地方企業とは言え、名前を聞けば、あああそこの、と大体の人が分かってくれる建設業者の一人息子。有名私大卒、高身長、高級車、しかも話は面白い、と来たが。
「それだけ条件が良くて、あたしなんかとお見合いするっていうのは、きっと何かかくれた欠点があるに違いないわ。」
ということでお断り。
彼女のご両親は泣いたそうです。
☆ 高学歴、といえば・・・
コロンビア大学院卒、という。しかも、一部上場会社の課長にして、高身長。ただ、顔がお盆みたいにまんまるだったので、娘が会うのを躊躇していたら、菓子折り持参でお仲人さんが娘の家に謝りに見えた。
「いいにくいのですが、お話は無かったことにして・・・。実は、同性愛のご趣味があるのだそうで。」
☆ お仲人さんは・・・
いろいろな人がいます。大体、お年寄り。品のいい人、悪い人。
お礼に菓子折りを差し出すと、
「あたしゃこんなもんはいらんから、商品券をくれ。」と大声で叫んだおばば。
「西武(当時)の工藤」だと言うので会いに行くと、「デーブ大久保」が出て来た。お断りすると、
「男と女ってのは、結局ヤッてみなきゃ相性なんか分からんのだ。」と、怒鳴ったおっさん。嫁入り前の娘にそういう言い方は無いだろうに。
地方では婿養子というのはなり手が少ないのです。大体、この子供が少ない時代、次男、三男をさがすだけでも一苦労なのに、まして長男が家を継げば大体みんな都会へ出て行きますよ。
そういう状態を踏まえて、
「あんたたち、跡取り娘同士で情報交換して、自分に合わんかったらよそに回しなさいや。」
とおっしゃったおじいさま。
花婿リサイクル。なんかヤラシイ。
☆ 婿養子候補は少ない、だから・・・
二人姉妹で嫁に行ってしまった姉。妹が跡をとりましょうということになったのだけれど。
まず来た話は、なんとむかし姉が高校時代にフッた同級生。妹には何の罪も無いが、ことわられてしまった。
次は、「なんかデクの棒みたい」に突っ立っているだけの男。無口を通り越して不気味に静か。おことわりしたら。
姉の友人の結婚式で、花婿の席に座っていたのは、その「デク」でしたとさ。
☆地方と言えば・・・
公共交通機関が少ない。だから、くるま。
しかし、なぜかお見合いの度、くるまのトラブルが相次いだ。白状すると、これはわたしのこと。もちろん全て実話。もちろん相手は・・・あまり言いたく無いけど、別々の人だよん。
?横断歩道を右折しようとして、小学生男児を轢きそうになる。ついでに、こいつが、あの、滝です。
?海沿いのカーブで、前のくるまに追突しそうになる。あと数センチ、こわかった。
・・・これは、未遂。だが。お次は。
?待ち合せ場所に来る途中で運転を誤り、田んぼに落ちる。本人にケガは無かったらしい。壊れた眼鏡をかけて、ドロのついたズボンで、大幅に遅刻していらっしゃいました。
?雪が降っていて後ろが見えなかったのもあるが、駐車場で止めそこない、後ろの駐車車両に激突。相手の傷は相当のものだったのに、「逃げましょうか。」。この一言で、おことわりしようと決めた。
?八月十五日のお見合いだというのに、エアコンが壊れていた。来る途中で壊れたとおっしゃる。しかも、その後、「海へ行きましょう。」なんでわざわざ混んでいる道を選ぶのか。しかも、そっちもこっちもスーツだ・・・。暑うい・・・。
今からして思えば、もっと広いココロで接してあげればよかったのかもしれません。
でも、若い娘というのは傲慢なんです。みなさん、ごめんなさい。きっと、幸せになっていることと思います、そう願います。
「暑いね。」がほどくものある初対面
・・・でも、こういう話はうまくいかなかったお話の方が面白いよね。
わたしのことばかりでなくて、友達、同僚、人伝てに聞いたお話、いろいろ思い出したので、書いてみようかな、と思います。
本人たちは真剣、でも・・・。
☆ 最初のお見合い話にしては・・・
十七歳の女子高校生の跡取り娘に来たお話。
現在、地方銀行勤務、でももう働きたくないから婿にでも行こうかなと思った、という二十五歳。いくら何でも覇気が無さ過ぎる、と娘のハハが怒って、つぶれる。
☆ 彼女の相手は・・・
地方企業とは言え、名前を聞けば、あああそこの、と大体の人が分かってくれる建設業者の一人息子。有名私大卒、高身長、高級車、しかも話は面白い、と来たが。
「それだけ条件が良くて、あたしなんかとお見合いするっていうのは、きっと何かかくれた欠点があるに違いないわ。」
ということでお断り。
彼女のご両親は泣いたそうです。
☆ 高学歴、といえば・・・
コロンビア大学院卒、という。しかも、一部上場会社の課長にして、高身長。ただ、顔がお盆みたいにまんまるだったので、娘が会うのを躊躇していたら、菓子折り持参でお仲人さんが娘の家に謝りに見えた。
「いいにくいのですが、お話は無かったことにして・・・。実は、同性愛のご趣味があるのだそうで。」
☆ お仲人さんは・・・
いろいろな人がいます。大体、お年寄り。品のいい人、悪い人。
お礼に菓子折りを差し出すと、
「あたしゃこんなもんはいらんから、商品券をくれ。」と大声で叫んだおばば。
「西武(当時)の工藤」だと言うので会いに行くと、「デーブ大久保」が出て来た。お断りすると、
「男と女ってのは、結局ヤッてみなきゃ相性なんか分からんのだ。」と、怒鳴ったおっさん。嫁入り前の娘にそういう言い方は無いだろうに。
地方では婿養子というのはなり手が少ないのです。大体、この子供が少ない時代、次男、三男をさがすだけでも一苦労なのに、まして長男が家を継げば大体みんな都会へ出て行きますよ。
そういう状態を踏まえて、
「あんたたち、跡取り娘同士で情報交換して、自分に合わんかったらよそに回しなさいや。」
とおっしゃったおじいさま。
花婿リサイクル。なんかヤラシイ。
☆ 婿養子候補は少ない、だから・・・
二人姉妹で嫁に行ってしまった姉。妹が跡をとりましょうということになったのだけれど。
まず来た話は、なんとむかし姉が高校時代にフッた同級生。妹には何の罪も無いが、ことわられてしまった。
次は、「なんかデクの棒みたい」に突っ立っているだけの男。無口を通り越して不気味に静か。おことわりしたら。
姉の友人の結婚式で、花婿の席に座っていたのは、その「デク」でしたとさ。
☆地方と言えば・・・
公共交通機関が少ない。だから、くるま。
しかし、なぜかお見合いの度、くるまのトラブルが相次いだ。白状すると、これはわたしのこと。もちろん全て実話。もちろん相手は・・・あまり言いたく無いけど、別々の人だよん。
?横断歩道を右折しようとして、小学生男児を轢きそうになる。ついでに、こいつが、あの、滝です。
?海沿いのカーブで、前のくるまに追突しそうになる。あと数センチ、こわかった。
・・・これは、未遂。だが。お次は。
?待ち合せ場所に来る途中で運転を誤り、田んぼに落ちる。本人にケガは無かったらしい。壊れた眼鏡をかけて、ドロのついたズボンで、大幅に遅刻していらっしゃいました。
?雪が降っていて後ろが見えなかったのもあるが、駐車場で止めそこない、後ろの駐車車両に激突。相手の傷は相当のものだったのに、「逃げましょうか。」。この一言で、おことわりしようと決めた。
?八月十五日のお見合いだというのに、エアコンが壊れていた。来る途中で壊れたとおっしゃる。しかも、その後、「海へ行きましょう。」なんでわざわざ混んでいる道を選ぶのか。しかも、そっちもこっちもスーツだ・・・。暑うい・・・。
今からして思えば、もっと広いココロで接してあげればよかったのかもしれません。
でも、若い娘というのは傲慢なんです。みなさん、ごめんなさい。きっと、幸せになっていることと思います、そう願います。
「暑いね。」がほどくものある初対面
・・・でも、こういう話はうまくいかなかったお話の方が面白いよね。
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