近所の空き地が「芝生広場」になった。
 すみっこに、いくつかの木のベンチとテーブル。それだけ。
 それだけ。
 あとは、ただ、芝生。けっこうひろーい芝生。

 わーい!

 実は、こういう場所が好き。
 飾り立ててない、できるだけ自然のままの場所。最も、まるきり人の手の入っていない草むらだったら、花粉症にヤラれて「わーい」なんて言っていられないだろうが。
 
 チョーコと、ボール投げをする。
 しゃぼん玉遊びをする。
 走り回る。
 疲れたら、キャラメルを口に、ひとつずつ。

 空を見上げると、一面の鰯雲。
 「あー、雲の運動会だー。」
 「違う、お店屋さんだー。」
 「やっぱり、幼稚園だー。」
 三歳児には、いろいろなものに見えるらしい。
 
  鰯雲 指さす子らの夢あまた

 ところで、この広場、「快適にみんなが過ごせるように」ということで、いくつかの取り決めがある。
 それは、中学生以上のボール投げ禁止、だったり、ペットの入場禁止、だったり。
 ただ、ペットについては、「犬の入っていいゾーン」というのが決められていて、そこならば、愛犬といっしょに走ったり、遊んだりできる。
 チョーコと、ぼんやりのんびりしているときにも、そこには、何頭かの犬が遊んでいた。
 ・・・が、ふと見ると。
 おじさんが一人、お昼寝中。
 わざわざ、「犬ゾーン」で?。
 日よけなのか顔の上に新聞を載せて、仰向けで、気持ちよさそう・・・。その周りを、犬たちが、不思議そうに近寄っている。
 しかし、その人のペットらしい犬は見当たらない。
 そこが「犬ゾーン」ということに気が付いていないのか。
 それとも、お昼寝中に顔をなめられても嬉しいような無類の犬好きなのか。
 おじさん、どっち?。

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