・・マヌケな「激怒」三題話。

 まず、ここに何度か書いている、阪神タイガースファンの六歳児エミちゃんのお話。
 日本シリーズを、甲子園に二夜連続で応援に出向いたほどの「あつーい」家庭に育った彼女。
 が、最終戦では、思うに任せないタイガースにイラつき、涙し、テレビの前でやたら騒がしい母親に向かい、
 「まあ、アイスでも食べたら。カリカリせんと。」
 と、提案するという、意外な落ち着きを見せた。
 しかし、福岡ダイエーホークスの日本一、という結末は、さすがに悔しかったのだろう、
 「ママ、これからもー絶対にダイエーでお買い物したらアカンで!。」
 涙ながらにそう訴えたらしい。
 えーっ、せっかくの「優勝セール」やんかーと母親は思ったが、ほとぼりが冷めるまではいたしかたない、と、しばらくの間、娘連れでは(あくまでも娘連れでは)ダイエーでのお買い物は避けよう、と思ったそうである。
 なのに。

 なのに、数日後、エミちゃんは、お友達のお母さんからあることを伝え聞き、怒りが大噴火した。
 それは。

 なんと、近所に住む、タイガースの選手まさにその人自身が、
 
 ダイエーでお買い物をしていた。

 というものであった。

 その二。
 これは、わたしの話なんですが。

 幼稚園バスの母親仲間と「ハロウィン」の仮装の話をしていたときのこと。
 ハロウィン当日の朝、母親全員が何らかの仮装をして、バス停にいたら先生の反応はどうやろー、というような他愛も無い話の中で、一人の人に、
 「あなたは、セーラー服なんかでバッチリいけそう。」
 と、勧められた。
 そのときには、「まー昔はわたしもロリコン向けキャラで鳴らしたもんさ」などと、多少悦にいってしまったのであるが、帰宅してよくよく考えてみると、
 
 それって、単にセーラー服を着たというだけで「化け物」になる、
 
 という趣旨だったのかもしれないと気が付いた。

 その三。
 ・・・さっきまで覚えていたのだが、どーしても思い出せない。
 この記憶力の貧困さに、激怒。

  オパールの青溶かして十月の空

 どこかあけっぴろげに明るい、十月の空がすきだ。
 来年も、怒りながらも笑っていたい、そんな十月になっていて欲しい。
 さよなら、十月。

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