黄金週間
2004年5月12日 リーコとチョーコのお話 病院は白き繭なり 人波に染まらずありき 黄金週間
チョーコの入院は、ちょうど、ゴールデンウィークと重なった。
なので、主人と交代で看病することができて、良かったのでは、あるが。
病院は、家から走れば5分、という距離であるから、病室の窓から見えるのはいつもの街であり、病院を一歩出ればそこにあるのは、いつもの道、である。
交代のとき、自宅に帰ろうと外に出て初めて、その普段とはまったく違う、人の多さに「ああ、そうだ、連休だったんだ」と気が付く。そんな感じだった。
入院中の、いろいろなこと。
何か危機が訪れたとき、結束が固くなる関係と、崩壊する関係と、人間関係には二通りあると思った。
そして、退院したら、離婚する、とまで思った。
最初の数日間。
両腕に違和感と熱と痒みを覚えて、ふと見たら、おびただしい数の発疹を認めた。
このあと、ようやく・・・はっきり言えば主人とその母親・・・は、「何か」思うところがあったらしい。
けど、わたしの中にある塊は、苦い珈琲に放りこんだ角砂糖の溶け残りみたいに、わだかまって残っている。
どうしてだか、「お話」ではどうにでも書けるのに、「日記」では、明るい話しか、書けない。
またしばらく「お話」になるかもしれないけれど、それは、そういうふうにしか書けない、わたしの病気みたいなものである。
ただ、入院中、メールをいただいた方、本当にありがとうございました。
もちろん、病院内では、ケイタイは切ってある。
しかし、外で「つながった」ときの心強さと言ったら、思いがけないほどだった。
自分がこんなに「つながってる」ことを意識して生活しているとは思いもしなかった。
・・・チョーコ、今夜は久しぶりに熱も無く、咳きこむ様子も無い。
まだ幼稚園には行かせられないけれども、ようやく落ち着いてきた感じ。
今日、思い切って、3月まで主治医だったせんせいのところへ連れて行った。
診察のとき、名前をちゃんと呼んで、優しく頭を撫でて、
「ここまで来てくれたん?」
という言葉があって。
「癒し」ということを、久しぶりに強く意識した。
チョーコの入院は、ちょうど、ゴールデンウィークと重なった。
なので、主人と交代で看病することができて、良かったのでは、あるが。
病院は、家から走れば5分、という距離であるから、病室の窓から見えるのはいつもの街であり、病院を一歩出ればそこにあるのは、いつもの道、である。
交代のとき、自宅に帰ろうと外に出て初めて、その普段とはまったく違う、人の多さに「ああ、そうだ、連休だったんだ」と気が付く。そんな感じだった。
入院中の、いろいろなこと。
何か危機が訪れたとき、結束が固くなる関係と、崩壊する関係と、人間関係には二通りあると思った。
そして、退院したら、離婚する、とまで思った。
最初の数日間。
両腕に違和感と熱と痒みを覚えて、ふと見たら、おびただしい数の発疹を認めた。
このあと、ようやく・・・はっきり言えば主人とその母親・・・は、「何か」思うところがあったらしい。
けど、わたしの中にある塊は、苦い珈琲に放りこんだ角砂糖の溶け残りみたいに、わだかまって残っている。
どうしてだか、「お話」ではどうにでも書けるのに、「日記」では、明るい話しか、書けない。
またしばらく「お話」になるかもしれないけれど、それは、そういうふうにしか書けない、わたしの病気みたいなものである。
ただ、入院中、メールをいただいた方、本当にありがとうございました。
もちろん、病院内では、ケイタイは切ってある。
しかし、外で「つながった」ときの心強さと言ったら、思いがけないほどだった。
自分がこんなに「つながってる」ことを意識して生活しているとは思いもしなかった。
・・・チョーコ、今夜は久しぶりに熱も無く、咳きこむ様子も無い。
まだ幼稚園には行かせられないけれども、ようやく落ち着いてきた感じ。
今日、思い切って、3月まで主治医だったせんせいのところへ連れて行った。
診察のとき、名前をちゃんと呼んで、優しく頭を撫でて、
「ここまで来てくれたん?」
という言葉があって。
「癒し」ということを、久しぶりに強く意識した。
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