もみの木に星を降らせて空回る

  真夜中に泣いているよりは、流星群を探して夜空に視線を泳がせた方がいいのでしょうね。

  かなり、立ち直りつつあります。そう言えば、「めまい」を起こしてぶっ倒れたのも12月だったなあ。ヤバイ季節なのかしら。

  ところで、どうしても気になることがあり、できれば、お読みくださっている大人な方々に、お答えいただければなあ、って思い、書いております。
  
  先日の「聖夜」の話です。ヒロインの「ハナ」が、ドラマーの「ジュン」に、強く心を惹かれながらも、「絶対に寝ない」と決めている、というあれです。で、ハナが、なんで「寝ない」と決めたかというと、ジュンが、
「本当に愛しているかどうか、は、寝た後に初めてわかる。」
 と言ったから、なんですね。
  実は、このセリフは、先日、ある男の人が実際に口にした言葉です。例によって、言葉だけを頂戴して、そこから話をでっちあげていったわけですが、それはともかく、この言葉、わたしには相当にショックだったんです。

  「じゃ、愛していなくても寝られるってことじゃないですか。」
  おもわず、そう親しくもないのに、正面切ってたずねてしまいましたよ。すると、
  「いや、好きだからこそ、そういうことをしようと思うんだけど、真に愛しているかどうか、はその後ではっきり分かるんだ。」
  と、いう、分かったような分からないような答えでした。
  
  わたしの場合、寝ようとした時点で、もう「愛している」ので、ことが終わったあと、「やはりこれは愛じゃなかった」と認識したことはありません。もちろん、その後歳月が経ち、何かの要因で愛が冷めることはありますが、そうなるとこれは、寝た、寝ない、ってことと直結した話では無いのです。
  ただ、「相当本気で口説いたように見えたけど、やっぱり遊ばれたかな」と思ったり、逆に「これって、遊びだって言ったくせに、かなり本気入ってるじゃん」ということは、ありました。どうにもならない理由で、どうしようもなく別れなければならない相手から、「もうこれで終わり。俺はお前の身体が好きだっただけだ」というようなことを言われていたくせに、なぜか「愛」が伝わる。切ないけれど、そういうことがあります。

  ある女性の日記作家さんが、こういう雰囲気のことを書いておられました。
  彼女は、不倫しています。相手は同じ職場ということもあり、きわめて直接的に身体を求められます。彼からは「あなたに求めるものは、こういうことだけだ」と言われ、彼女も納得しようとするのですが、「本気」が伝わってきて、うまく断ち切れない、そういうことです。
  推測するに、この二人の場合は、男の方が「寝て愛を認識した」のではないか、と思います。寝る前には、自分の気持ちが分からなかった、あるいは、単純に「いい女だな」程度のものだったのが、寝てみて初めて、「本気だった」と思う。

  しかも、ある男性の日記作家さんが、「寝る前に好きになる、寝た後で好きになる、どちらかというと、後者が多かった」と書いておられるのです。

  ということは、男のひとが、「寝たい」と思う場合、そこに「愛はないのか!」と言いたくなってしまいます。
  ちなみにレインは、人妻フィーネと寝た直後に「好きなひととしか、こういうことはしない」と言っていますが、彼は女であるわたしがこしらえた男なので、例外ですわね。
  だからといって、レインみたいな男が理想かっていうと、そうでもないんだけど。それになぜか、彼は読者さんの中で、妙に「ハンサム化」しているみたいなんですが、わたしの頭の中ではそうでもないんですよね・・・。まあ、これは話が逸れました。

  どなたか、教えてください。特に、男性の方。
 「寝たい、と思うときのエネルギー。それは、愛ではないのか」

 

  

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