紅葉落つ 

2005年11月14日
     紅葉落つ 風は確かにあるものを

 男を信じよう、などと思っているうちは、女は幸せになれない。

 

  友人から相談のメールを受けた。
  「わたしの友達のことなんだけど、
   <出会い系>で彼女の彼氏がトモダチ募集してるの
   みつけちゃったんだ。
   彼女たちはステデイな関係だと聞いてたんだけど、
   わたし、彼女にそのことを教えてあげるべきかな。」

  わたしなら、教えない。
  いや、黙って見過ごす方がイヤかな。
  彼氏を知ってるなら、そっちとコンタクトとるかも。
  
  大体、この魑魅魍魎なやつが大勢うろつくネット界で、なぜ「こいつがそいつだ」と認識できたのであろう。
  「そんなの、彼じゃないわ。わたしは彼のこと、信じてる」
とかなんとか言われるのがオチであろう。
  もしも、なんらかの絶対的確信を得て、「こいつがそいつ」ということが証明できたとしよう。しかし、
  「トモダチ探しでしょう。わたしは彼を信じてる」
と言われることであろう。だけど、彼女の心には、
  「だけど、ひょっとしたら、彼はわたしのことなんてどうでもいいのかも」
という疑いが生まれるかもしれないし、彼の笑顔を見て、
  「あの人ったらひどい。わたしたちの仲を嫉妬してるんだわ」
と結論付けられるかもしれない。

  などと、あれこれ考えて、非常に疲れた。

  で、結局、きちんとメールじゃなくて、会って事実を伝えれば?という返事をした。
 
  男を信じてるとかなんとかほざいてるうちは幸せになんかなれない。
  
 
  えーい、好きにしろ、わたしはあんたの気持ちなんかどうでもいい。とことん惚れてるから。

  そういう境地に至ってはじめて、女は幸せをつかむのであろう。「あいつがトモダチ探し?関係ないわ。」と泰然としていられれば、本物だろうさ。

  

  わたしには無理だが。
  相当ジタバタすると思う。

   
 

  

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